幸せにする刺客、幸せになる資格
「私は、最初からノリさんを尊敬し、憧れていました。今でもそれは変わりません。都会に馴染めず、負け犬のように安曇野に帰ってきた私は、ノリさんを見て自分が恥ずかしくなりました。始めは、そんなノリさんに人として興味があっただけでした。それが、段々とノリさんに距離を置かれるにつれ、男性として想いが募るようになりました。"憧れ"という言葉はただの綺麗事。私もあなたが、好きです・・・」
するとそのまま、ノリさんに抱きしめられた。
ほのかに感じるノリさんの匂いは私にはアロマ以上のもの。
『いい匂い』
「え?」
『亜香里さん、凄くいい匂いがする』
ノリさんも同じことを思っていたんだ。
どのくらい時間が経ったであろう。
しばらく抱きしめられたまま動かなかった。
体を離し、お互いを見つめると、そこにはりんご園で木の世話をする姿とも、大和くんのお父さんとも違う、初めて見たノリさんの表情があった。
私達は、どちらからともなく、唇を合わせた。
感触を丁寧に確かめる。
私にとって久しぶりのキスは、蕩けるように甘い、初めて味わう感触だった。
あまりの衝撃に、私の体に力が入らなくなってしまい、そのままソファーに寝転んでしまった。
でも、ノリさんはそれに合わせて私に覆い被さった。
するとそのまま、ノリさんに抱きしめられた。
ほのかに感じるノリさんの匂いは私にはアロマ以上のもの。
『いい匂い』
「え?」
『亜香里さん、凄くいい匂いがする』
ノリさんも同じことを思っていたんだ。
どのくらい時間が経ったであろう。
しばらく抱きしめられたまま動かなかった。
体を離し、お互いを見つめると、そこにはりんご園で木の世話をする姿とも、大和くんのお父さんとも違う、初めて見たノリさんの表情があった。
私達は、どちらからともなく、唇を合わせた。
感触を丁寧に確かめる。
私にとって久しぶりのキスは、蕩けるように甘い、初めて味わう感触だった。
あまりの衝撃に、私の体に力が入らなくなってしまい、そのままソファーに寝転んでしまった。
でも、ノリさんはそれに合わせて私に覆い被さった。