Only
「一目惚れ…?」
「そう。イジメを見ているだけのあなたが恋しくて仕方なかった。おかしいでしょ?憎いはずなのに」
頭が混乱し始める。
「それで決心したの。高校までに、痩せて、綺麗になって見返そうって。だから、先生にあなたの志望校をさりげなく聞いて、あたしもこの学校に入学した」
あまりにも黒い計画に、眩暈がする。
「だからって何で再婚の話を…知ってんだよ」
「あなたのお母さん、グランドホテルの社長令嬢でしょ?あたしのママと仲良いの。同じ社長令嬢同士で」
「社長令嬢同士…?」
「まあ、長い付き合いだって聞いてるけど。それでこの間、一緒にお酒を飲みに行ったとき離婚の話になったらしくて。ママが教えてくれたの。‘‘光君は今の彼女と兄弟になる仲だから、別れざるを得ないらしいのよ”って」