Only
「ほら輝も髪乾かしておいで。風邪引いちゃう」
「はーい」
若干乾き始めている髪に、トリートメントを適当につけて、ドライヤーで乾かす。
…そういえばアイツ、親にあたし達の事話すとか言ってなかったっけ?
いつ話すんだろ…
でも…少し怖いな。
本当の事言うの。
リビングに戻ると、眠そうな光がトーストを口に運んでた。
「そういえば父さん、話あんだけど」
あたしが席についた瞬間、話を始める光。
ちょっと、今言うの……!?