BULLET for MY VALENTINE
「ワーナー………さん?」

これは確か、ジャクソンが十字架より大事に持っていた、御守り代わりのライフル弾だ。退役の時、持ち帰ったと聞いていたが…


なぜ、ここに?

ロイは少し面食らった。何故こんな大切なモノを誕生日に?

それ以前の問題として、ジャクソンはロイの出兵を断じて許していなかった…なのに―――


「そっか…やっぱりワーナーさんも……実は僕のこと、応援してたんだ」


きっとそうに違いない、とロイは思った。

今までジャクソンが反対していたのは、きっと僕の覚悟を試す試練だったんだ!



「ゴメン、ワーナーさ……父さん。今まで気付けなくて。でも僕は頑張るよ。頑張って…英雄に、父さんになってみせる!」


ロイはネックレスを首にかけた。色々なことが込み上げてきて、無性にネックレスの先のライフル弾が格好良く見えた。


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