キミとの距離は1センチ
珠綺、と、一際強く、名前を呼ばれた。
そのタイミングで、ぐすっと、わたしは鼻をすする音を漏らしてしまう。
スピーカーからは、都の呆れたような、苦笑いのような声が届いた。
『……ばかだなあ、珠綺は。なんでそんなになるまで、鈍感なの』
「み、みやこ、わたし……」
いつの間にか溢れてしまっていた涙を、スマホを持っていない右手で拭う。
ズキズキと、痛む胸。
本当は、さっきの告白シーンを見なくても……伊瀬がわたしに、何もなかったかのように振る舞ったあのときから。……ずっと、痛かった。
「わたし、伊瀬がわたしを、今までみたいなただの同期として扱うたび……く、苦しかったの」
『うん』
「勝手、だよね。今まで散々、わたしだってそうしてきたのに……っ」
ぽたぽた、頬を伝った涙が、わたしの膝を濡らしていく。
ああ、こんなの、誰にも見せられない。みんなはわたしのこと、元気でいつも明るくて悩みなんてないガサツ女だって、思ってるもん。
そのタイミングで、ぐすっと、わたしは鼻をすする音を漏らしてしまう。
スピーカーからは、都の呆れたような、苦笑いのような声が届いた。
『……ばかだなあ、珠綺は。なんでそんなになるまで、鈍感なの』
「み、みやこ、わたし……」
いつの間にか溢れてしまっていた涙を、スマホを持っていない右手で拭う。
ズキズキと、痛む胸。
本当は、さっきの告白シーンを見なくても……伊瀬がわたしに、何もなかったかのように振る舞ったあのときから。……ずっと、痛かった。
「わたし、伊瀬がわたしを、今までみたいなただの同期として扱うたび……く、苦しかったの」
『うん』
「勝手、だよね。今まで散々、わたしだってそうしてきたのに……っ」
ぽたぽた、頬を伝った涙が、わたしの膝を濡らしていく。
ああ、こんなの、誰にも見せられない。みんなはわたしのこと、元気でいつも明るくて悩みなんてないガサツ女だって、思ってるもん。