キミとの距離は1センチ
どうやらアイドルみたいな髪型をした男性が、いきなりイメチェンをしてきたらしい。
あけすけな言い方をしている男性が、イメチェン男性の言葉にさらに目を剥く。
「美容室?! いっつも自分でテキトーに切ってたおまえが?! 一体どんな風の吹きまわしだよ??!」
「ふふん、恋をすると人は変わるのサ!!」
…………恋???!!!
イメチェン男性のそのせりふを聞いた瞬間、わたしの頭の中を、稲妻のような衝撃が走った。
そうか……恋か!! もしかすると伊瀬は、すきな人がいるから……わたしや西川さんの話を、断ったんじゃないの??!
だとすれば、あのときの伊瀬のなんだか悲しそうな表情も、納得できる。
きっと伊瀬、まだ片思いなんだ。だから、あんなカオをしてたんだ。
ちなみにわたしにこの推論を気付かせてくれた男性ふたりの会話は、あけすけ男性の「キモい」のひとことですでに強制終了している。他人事ながら容赦のない人だ。
わたしはエレベーターの下りのボタンを押すと、階数表示をぼんやりと見上げた。
あけすけな言い方をしている男性が、イメチェン男性の言葉にさらに目を剥く。
「美容室?! いっつも自分でテキトーに切ってたおまえが?! 一体どんな風の吹きまわしだよ??!」
「ふふん、恋をすると人は変わるのサ!!」
…………恋???!!!
イメチェン男性のそのせりふを聞いた瞬間、わたしの頭の中を、稲妻のような衝撃が走った。
そうか……恋か!! もしかすると伊瀬は、すきな人がいるから……わたしや西川さんの話を、断ったんじゃないの??!
だとすれば、あのときの伊瀬のなんだか悲しそうな表情も、納得できる。
きっと伊瀬、まだ片思いなんだ。だから、あんなカオをしてたんだ。
ちなみにわたしにこの推論を気付かせてくれた男性ふたりの会話は、あけすけ男性の「キモい」のひとことですでに強制終了している。他人事ながら容赦のない人だ。
わたしはエレベーターの下りのボタンを押すと、階数表示をぼんやりと見上げた。