小さい私のステキな彼氏
この声は幽霊とか、そういうのじゃない気がする!
「にぃちゃん・・・うっ・・・こわいよ・・・」
進んで行くと男の子の声がはっきり聞こえてきた。
「ちよ!男の子の声聞こえた!」
「でしょ。でも、お化けとかじゃない気がするの!」
ののちゃんと話しながら更に奥へと進むと小学生くらいの男の子が泣きながらウロウロしていた。
「にぃちゃん・・・ウック・・・にぃちゃんこわいよ・・・」
「ちよ、あの子迷子なのかな?」
ののちゃんは、泣いている男の子をみて言った。
私は、男の子に近づいて声をかけてみた。