朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

焦っちゃ駄目だよ。

まだ、終わっちゃ駄目。

「全部……頑張ろうね…………」

僕は、ポツリと呟いた。

「うん、全部解決してこの監禁を終わらせるんだ。」

そう、この監禁が終わる=すべてから解放され平和な世界になる。

「僕、咲良の部屋に行ってくる。」

「大丈夫か?」

心配そうに僕の顔を見つめた隆太。

「大丈夫ッ!行ってくるね!」

と、僕は部屋から出た。

咲良、楽しかったあの頃の記憶が戻れるよう。

僕たちは、頑張るからね。

待ってて。

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