朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

だけど、何も答えてくれない。

「…もしかして、皆知ってるの?」

「……。」

抱き締められて皆の顔が見えない。

ねぇ、皆何で何も答えてくれないの?

私だけ知らない事?

ピキピキと私達の間に線が入っていく。

そう、それは“境界線”で。

私は泣きそうになった。

「新太っ、私をっ。私を1人にしないんだよね?

しない、よね?」

「っ、当り、前や。」

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