朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

「お父さん……お母さん……。

ごめん、なさい……。

今まで、何も考えずに生きていてごめん、なさい……。」

罪悪感以上のものが襲ってくる。

「お父さんや、お母さんの……っ、

人生を……狂わしてすみませんでした……っ。」

「咲良……違う……お父さん達は、そんな事を思わすために監禁をしたんじゃない……。」

お父さん達は、泣いている。

「お父さん達は……咲良に幸せになってほしいだけなんだ。」

顔を歪めて言うお父さん。

「幸せ……?」

そんなの……!

「なれるわけ、ない……!」

私は、叫びながら大粒の涙を流す。

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