朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

「親父、うっせぇんだよ。

ちょっとは、静かに出来ねぇのかアホ。」

大翔は、おじさんを睨み付けている。

「あ゛ぁん゛!?

父親に、向かってアホって何だ!?」

おじさんも、睨みを利かしている。

「ま、まぁ、まぁ!」

と、私は苦笑いしながら2人を落ち着かせる。

全く。こんな所で、喧嘩しないでよ。

……だけど。

こんな、喧嘩があってこそこの親子なのかも。

そんな事を考えると、微笑ましく心の中でクスリと笑う。

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