裏ヤン先生に愛されます


あたしはそっとキスを受け入れると、

センセーを離した。

「センセー、本当にありがとう。あたしもまた、教師になって、センセーのように優しくなりたいんだ」

「お前の夢、応援してる」

―もう好きって言わないよ。

―自分から抱きしめないよ。

だけどね、センセー。

あたしはきっとこれからも、センセーのことを思い出として、ずっと思っていく。

恋愛を忘れるとしても、センセーのことは忘れないよ。

「麻綾さんと末永くお幸せに!」

センセーと出会えて幸せだったよ、本当に。




【なぁ、あいら。結婚式ってどんな感じなんだ?】

【えー?】

【きっと幸せなんだろうな】

【センセーが?】


< 201 / 212 >

この作品をシェア

pagetop