裏ヤン先生に愛されます
あたしはそっとキスを受け入れると、
センセーを離した。
「センセー、本当にありがとう。あたしもまた、教師になって、センセーのように優しくなりたいんだ」
「お前の夢、応援してる」
―もう好きって言わないよ。
―自分から抱きしめないよ。
だけどね、センセー。
あたしはきっとこれからも、センセーのことを思い出として、ずっと思っていく。
恋愛を忘れるとしても、センセーのことは忘れないよ。
「麻綾さんと末永くお幸せに!」
センセーと出会えて幸せだったよ、本当に。
【なぁ、あいら。結婚式ってどんな感じなんだ?】
【えー?】
【きっと幸せなんだろうな】
【センセーが?】