不器用な彼の愛し方《番外編完結》

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「ただいま」

その後おばあちゃんの家に戻った。

…斗真も一緒に。



斗真がいなかったらきっと私は何も行動できてなかった。

悠の事も、百合達の事も、そして家族の事も、全部諦めてたと思う。


背中を押してくれて支えてくれた斗真のことを、おばあちゃんとおじいちゃんに知ってもらいたいんだ。



「おかえり美優花……と、そちらの方は?」

「急にお邪魔してしまってすみません。
美優花さんのクラスメイトの藤崎斗真です」


「あらまあ、そうなのね。
さあさあ遠慮せずに上がってね」



スリッパを出しつつ、意味深な視線を送ってくるおばあちゃん。

…あぁ、気づかれてるんだろうな。

私が斗真のことを好きってこと。




いつか、斗真のことを『彼氏』としておばあちゃんに紹介できる日がくるといいな。なんて図々しいことを考えながらスリッパを履く。
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