新撰組異聞―鼻血ラプソディ
「先生!! あかん……また鼻血が」


俺はタオルで顔を覆う。


「チッ、もう少しやったのに」



えっ(((··;)恐いわ。



「……先生、正直な話。
俺って、可笑しいんですか?
俺……」



俺だッて悩んでないわけではない。


近寄られただけで鼻血とか痺れとか、立ちくらみとか、普通じゃない。




「ん……そうね~。慣れしかないわねって言いたいところだけど……」


オネェ保健医が腕組みをし、真剣に考える。


「ハーレム状態になれば、免疫つくんじゃね!?」



「君、それイイかも!」


無責任なこと言ってんじゃねぇよ。
そんな環境自体、あり得へんやろ?



「無理」

一言、言ってやる。


「だよねぇ~」


「未成年って不便ね~。キャバクラにも、ホストクラブにも行けないんだもの」

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