ラザガ


またもや右目を激痛が襲う。怒りに我を忘れ、リリーはスカイツリーを目に刺したまま、歯を食いしばって、空を仰いだ。


左目の視界に映ったのは、こちらへ飛んでくる大量のミサイル。


空を埋め尽くす、ミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイル。


第三夢の島上空まで来たラザガ我王が、空中から放った小型ミサイル全弾百二十発が、煙を吹き出しながらリリーに迫っていた。


「早く、ミチを抱きしめて安心させてやりたいんでな・・・・・・。さっさと終わらせる」


操縦席で、豊作がつぶやいた。


ミサイルが、雨のごとく、リリーの顔面に降り注いだ。


しかし、爆発は起きなかった。


音も無く、百二十発のミサイルは、リリーの眼前で、全て一瞬で消えたのだ。


豊作は、眉間にしわを寄せた。


ラザガ我王の巨体が着地した。島全体が大きく揺れ、地面が少しかたむく。


リリーは、右目から血を流しながら、笑みを浮かべそれを見ていた。


「何が起きた?」


豊作の疑問に、通信モニターから、雄介が答える。


「ミサイルを、食べたみたいですね」



「ミサイルを?」





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