追いかけても追いかけても


「すっごい眠くてサボっちゃった!次の授業は起きてられそう!」

ふざけて明るく言うと2人は笑ってくれたけど、強がりだってバレてる。

奏多は側で黙って立っている。
すぐには私とは話そうとは思えないみたいだ。
まあそんなもんだろうなって思うからいいんだ。


「なあなあ、今日サークルで飲み会しよって話聞いた?行く?」

直樹は暗い雰囲気を打ち消すように明るく話題を変える。

「あー聞いたけどどうしようかなー」

「私行きたくないわ。どうせお姫様も来るんだろうし」

由紀が冷めた表情でそんなことを言うから驚いてしまった。

「ちょっ由紀」

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