恋愛事案は内密に
決行の日は、金曜日に決まった。
それは、全員早めに退社を進める日を会社全体で決めているからだった。
普段通りに仕事が終わり、いつものように高清水さんに書類を提出し、仕事を終えた。スマホの時計を気にしながら、コーヒーショップで時間をつぶす。
3時間、ずっと一人でコーヒーショップでぬるくなったアイスコーヒーを持て余しながら待っているのは、スマホのメールのおかげだ。
【うまくいくといいな。成功することを祈るよ】と絵文字も入らないメールを大和からもらった。
半分以上残ったアイスコーヒーを一気飲みし、駅方面ではなく、会社方面へと足を進めた。
すでに会社のビルは明かりが消え、スペアキーで別の入口から入り、会社を目指す。
会社のドアを鍵でゆっくりと開ける。
事務室の明かりはついておらず、スマホの明かりで廊下を照らし、事務室に入る。
棚から鍵を取り出し、試作室へと進む。手のひらが汗でベタベタとして、試作室のドアの鍵を開けるのに時間がかかる。
ようやく開けて中に入る。
そういえば、この棚にファイルがあったようなしたな、と思い、棚からひとつ禁止のシールが貼られたファイルを手にとろうとした。
でも、高い場所に並べられたファイルなので手が届かない。
あきらめて帰ろうとしたところだった。
「どうしたんですか。こんな時間に」
試作室の明かりがつく。
まぶしく目を細める。
会社のドアを開けて試作室に入ってきたのは、所長だった。
「あ、あの忘れ物を取りに」
「で、この部屋に忘れ物でも?」
それは、全員早めに退社を進める日を会社全体で決めているからだった。
普段通りに仕事が終わり、いつものように高清水さんに書類を提出し、仕事を終えた。スマホの時計を気にしながら、コーヒーショップで時間をつぶす。
3時間、ずっと一人でコーヒーショップでぬるくなったアイスコーヒーを持て余しながら待っているのは、スマホのメールのおかげだ。
【うまくいくといいな。成功することを祈るよ】と絵文字も入らないメールを大和からもらった。
半分以上残ったアイスコーヒーを一気飲みし、駅方面ではなく、会社方面へと足を進めた。
すでに会社のビルは明かりが消え、スペアキーで別の入口から入り、会社を目指す。
会社のドアを鍵でゆっくりと開ける。
事務室の明かりはついておらず、スマホの明かりで廊下を照らし、事務室に入る。
棚から鍵を取り出し、試作室へと進む。手のひらが汗でベタベタとして、試作室のドアの鍵を開けるのに時間がかかる。
ようやく開けて中に入る。
そういえば、この棚にファイルがあったようなしたな、と思い、棚からひとつ禁止のシールが貼られたファイルを手にとろうとした。
でも、高い場所に並べられたファイルなので手が届かない。
あきらめて帰ろうとしたところだった。
「どうしたんですか。こんな時間に」
試作室の明かりがつく。
まぶしく目を細める。
会社のドアを開けて試作室に入ってきたのは、所長だった。
「あ、あの忘れ物を取りに」
「で、この部屋に忘れ物でも?」