世界でいちばん、大キライ。
「ソレで。たくさんのラテを見て飲んできたけど、モモカ――キミのラテはすごく深く、温かく感じた。まだ技術は全然だけど、きっと、経験を積めばWorld championshipでいい結果を出すのも夢じゃない」
「え……そ、そんな急に……」
了と一緒に来店してからずっと、へらへらと笑う顔しかまだ見ていない。
そのジョシュアが、今はものすごく真剣な眼差しを自分に向ける。
普通なら、そんなふうに褒められたなら、手放しで喜べるはず。
だけど、本当にあまりに唐突なことに、桃花は喜びよりも疑心や不安のほうが遥に勝っていた。
目を泳がせながら返答に困って、カウンターの了に助けを求めるかのように顔を向ける。
すると、了は意外にも落ち着いた表情で桃花を見つめ返した。
「ジョシュ(そいつ)はね。その世界大会で二度、入賞してる。しかも、その中の一度は優勝だよ。だから、腕と目は確か。ちょっとチャラく見えるけどね」
「リョウ。チャラく、ってどういうイミ?」
「まー、ジョシュの予想通りな意味合いだよ、きっと」
了の説明でさらに芯から驚き、ジョシュアの軽い突っ込みにも反応出来ずに棒立ちする。
もしかしたら、息すらも出来ていなかったかもしれない。
そんなふうにどこか頭の隅で思いながらも、心臓は速いリズムで打ち続ける。
ジョシュアは表情が強張ったままの桃花に顔を近づけ、一束残しているサイドの髪を軽く指に巻き付ける。
そのまま小首を傾げるような姿勢で、桃花の目を正面から捕えた。
「オレが最高の経験させてあげるよ?」
「え……そ、そんな急に……」
了と一緒に来店してからずっと、へらへらと笑う顔しかまだ見ていない。
そのジョシュアが、今はものすごく真剣な眼差しを自分に向ける。
普通なら、そんなふうに褒められたなら、手放しで喜べるはず。
だけど、本当にあまりに唐突なことに、桃花は喜びよりも疑心や不安のほうが遥に勝っていた。
目を泳がせながら返答に困って、カウンターの了に助けを求めるかのように顔を向ける。
すると、了は意外にも落ち着いた表情で桃花を見つめ返した。
「ジョシュ(そいつ)はね。その世界大会で二度、入賞してる。しかも、その中の一度は優勝だよ。だから、腕と目は確か。ちょっとチャラく見えるけどね」
「リョウ。チャラく、ってどういうイミ?」
「まー、ジョシュの予想通りな意味合いだよ、きっと」
了の説明でさらに芯から驚き、ジョシュアの軽い突っ込みにも反応出来ずに棒立ちする。
もしかしたら、息すらも出来ていなかったかもしれない。
そんなふうにどこか頭の隅で思いながらも、心臓は速いリズムで打ち続ける。
ジョシュアは表情が強張ったままの桃花に顔を近づけ、一束残しているサイドの髪を軽く指に巻き付ける。
そのまま小首を傾げるような姿勢で、桃花の目を正面から捕えた。
「オレが最高の経験させてあげるよ?」