世界でいちばん、大キライ。
*
それから数日後。
ジョシュアから正式に雇用する旨の手紙が送られて来た。
――約半月後の航空券も添えられて。
アパートなども、桃花はジョシュアに一任していたためすでに決まっていて、あとは必要な荷物を送って桃花自身がシアトルに向かうだけ。
そんな今日、桃花は早番の日だ。
「こんにちは!」
カラン、と音を鳴らしてドアから入ってきたのは麻美。
「あ、おかえり。もうそんな時間かぁ。ココアでいい? それともオレンジジュースとかにする?」
レジカウンターにやってきた桃花が出迎えてうかがうと、麻美はふるふると首を横に振ってポケットから財布を出した。
「ううん。あのね。今日は、桃花さんのカフェラテをください」
チャリン、と小銭をトレーに乗せて、真面目な顔で注文する。
なんだかんだ、そう多いことではないし、と麻美が来た時には桃花がごちそうしてあげていた。
もちろん、麻美もそれが当然だとは思ってはいなかったが、遠慮しすぎても変な空気になるし、そこは都合よく子どもらしく退こうと思って厚意に甘えてきたが。
そんな麻美が、レジに立ってラテを注文した。
桃花は目を丸くしたが、少ししてから頷いて、麻美の出したお金を受け取った。
「じゃあ、好きな席で待ってて」
麻美にそう伝えると、桃花は準備を始める。
それから数日後。
ジョシュアから正式に雇用する旨の手紙が送られて来た。
――約半月後の航空券も添えられて。
アパートなども、桃花はジョシュアに一任していたためすでに決まっていて、あとは必要な荷物を送って桃花自身がシアトルに向かうだけ。
そんな今日、桃花は早番の日だ。
「こんにちは!」
カラン、と音を鳴らしてドアから入ってきたのは麻美。
「あ、おかえり。もうそんな時間かぁ。ココアでいい? それともオレンジジュースとかにする?」
レジカウンターにやってきた桃花が出迎えてうかがうと、麻美はふるふると首を横に振ってポケットから財布を出した。
「ううん。あのね。今日は、桃花さんのカフェラテをください」
チャリン、と小銭をトレーに乗せて、真面目な顔で注文する。
なんだかんだ、そう多いことではないし、と麻美が来た時には桃花がごちそうしてあげていた。
もちろん、麻美もそれが当然だとは思ってはいなかったが、遠慮しすぎても変な空気になるし、そこは都合よく子どもらしく退こうと思って厚意に甘えてきたが。
そんな麻美が、レジに立ってラテを注文した。
桃花は目を丸くしたが、少ししてから頷いて、麻美の出したお金を受け取った。
「じゃあ、好きな席で待ってて」
麻美にそう伝えると、桃花は準備を始める。