思いよ、とどけ
「あ、ごめん…僕、なんか変なこといってたしっ………」


「ん、いいよ」


「てか、うちの母さんが、暫くうちで面倒見ますって電話してた…」


「連絡先、知ってんの…」


「だって、ご近所さんだもん」


「あ、そーだね」


体がだんだんきつくなってきた。


熱があるらしいからだろう。


頭が重くて、目の前がくるくるしてる。


「和美ちゃん…大丈夫?顔色すごい悪いけど…」


「う、うん…大丈夫だよ」
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