T&Y in神戸
名を呼ばれて、痛いほど胸が震え、高鳴る。
「……ずっと、側に居てね。」
と、俺の願いをそのまま口にする由香利。
「……。」
それが、未来への約束を思わせる言葉だと、気づいていないのだろう。
「たあちゃん?」
返事のない俺を不安気に、由香利の黒目がちな瞳が見上げる。
由香利の瞳に映る俺の姿ーーー。
「……“ずっと”?“一生”、だろ。」
俺の答えに息を飲む由香利の唇を塞ぐ。
まだ、若干十七才の由香利の未来を欲する浅ましさーーー余裕なんか、有りはしない。