T&Y in神戸

「たあ…ちゃ……」



由香利の吐息混じりの声に、我に返るーーー何をやってんだ俺は。

薄い闇の中で由香利を抱き寄せ、揃いのパジャマの裾を捲りーーー柔らかな素肌を撫でながら、耳朶を食んでいたーーーそれどころか。


「たあ…」
「……何も、言うな。」
由香利を胸に押しつけ、言葉を塞ぐ。
「でも、」
「……頼むから、言うなーーーそれから、動くな。」

薄い布越し。
由香利に密着したこの状況では俺の状態なんて由香利に丸分かりだ。

「「……。」」

腰を、引くに引けない状況ーーー気不味い。非常に。

「……たあちゃ、ふがふが、」
「黙ってろ。」
慌てて由香利の口を手で塞ぐ。
言いそうなことは分かっている。

身体を引き剥がすと。

「ーーー見るな。」

下がる由香利の視線。

抱かないと言った手前、格好悪過ぎる。






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