T&Y in神戸
自分から来たいと言った割に、微妙に距離を開けて横たわる由香利を、落ちるからと腰に手を回して抱き寄せた。
途端に強くなる由香利の香りーーー。
「た、たあちゃん、」
「ん?」
「ち、近いんだけど…」
胸元に手をおいて俯く由香利ーーーの頭上に引き寄せられるように唇を寄せた。
「ひゃっ」
何とも間抜けな声をあげて、焦る由香利に声をあげて笑ってしまう。
「ん、もうっ!そうやってからう!!」
「からかってなんかないさ。」
赤い顔を上げて抗議する由香利に、どうすればこの愛しさが伝わるのか。
ぎゅっと抱き締めて、熱い頬に頬を着けた。
「明日は早い……おやすみ、由香利。」
なだめるように言い聞かせると、益々ふくれた。
「もうっ赤ちゃんじゃないのに、」
やれやれと、
「大人扱いしたら、明日は半日起きれねえよ?」
ニヤリと笑えば、顔を益々赤くした。
「ね、寝るっ」
逃げるように胸に顔を埋めて目を閉じる由香利の髪を指で隙ながら撫でる。
「たあちゃん…おやすみなさい……」
「ああ、おやすみ。」
頼りない声を最期に由香利は眠りに堕ちた。
明日は晴れる。
ーーー楽しい事だけ考えよう。