乱華Ⅱ
私に煙がかからないようにか、横を向いて煙草の煙を吐く颯人。
その姿がやけに様になるっていうかなんというか…
本当綺麗な顔してんなぁ。ムカつくくらいに。
今更だけど颯人だけじゃなくて、乱華ってイケメン揃いだよね。
そりゃ視線も集めますわ。
前から思っていた事ではあるけど、何時もの街から離れたこの場所だとそれがより一掃浮き彫りになってる。
繁華街とかだとそれが当たり前って感じだけど、ここだとそこまで颯人達を知ってる人もいないと思うのに…これだもん。
「どうした?」
「えっ?」
外の方へと視線を向けたままの颯人にビクっと反応して、何故か背筋を正しくして座り直してしまった。
…私そんなに見てた?
「視線感じるからな」
…バレてたのね。
まぁ乱華の総長様だしそのくらいお見通しってわけなのかも。
その言葉で脱力して、椅子の背もたれにだらーっと寄りかかる。
ちょうど運ばれてきたカフェモカをゆっくりの飲んで口を開いた。
「別に。ただ綺麗な顔してんなーって」
「なんだそれ」
「そのまんまの意味だけど?」
「お前に言われたくねぇな」