愛なんてない
再び京に熱く抱かれながら、わたしは涙を流した。
次に京が果てた後、疲れて寝てしまったらしい。
無理もないよね。
2年目で初めて担任を任され毎日忙しいんだから。
わたしは服を整えると、乱れた京の衣服も見苦しくないようにし、膝枕をしなからそっと京の髪を指で梳いた。
ゆっくり、ゆっくりと撫でながら見た京の寝顔は、意外と子どもっぽい。
安心してゆっくり眠って。
今だけは……そばに居るのを許して。
たとえ心に別の人が住んでいても。