愛なんてない



弥生は俺のアパートで今ごろ遅いと頬を膨らませて待ってる筈なんだ。



なのに。




どうして雨の降る中をわざわざ外に出た?




どうしてじっと動かない?




1も2もなく俺は傘とケータイを放り投げて走り出した。


弥生の筈がない。


弥生の……


しかし。





俺の嫌な予感は的中した。



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