愛なんてない



「お兄ちゃんに知られ悲しませる位なら、雨の中をさ迷って熱を出した方がましなんです!

まだわたしだけのお兄ちゃんでいて欲しいなんて……。
わたしだけのお兄ちゃんだけでいて!
一生わたしだけを護って側にいていて欲しいと叫びたかったのに……お兄ちゃんは……咲子さんと……」


そんな浅ましい穢れた気持ちを、誰にも知られたくなかったのに。


わたしは感情が高まり過ぎて相良先生に泣きながら告白した。


「……お兄ちゃんのそばにいたら……わたし……何をするかわかんなくて……怖いんです!」

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