カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
「知り合ったきっかけは?」

「見合いよ」


「見合いなら断ればいいじゃん」


「断ったけど…しつこいのよ・・・」



「・・・」



御曹司と令嬢の見合い。


俺には言えない政略的なコトもあるんだろう。


最上階のフロアに到着すると目の前には一人の男性が立っていた。



「お待ちしておりました。麻生様」


「あ、彼は藤ヶ谷さんの秘書の夏目さん」


「私が案内致します」


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