これが恋というものかしら?~眼鏡課長と甘い恋~【完】
「お会計は一緒に」
そう言って財布を取り出した俺を彼女が止める。
「あの自分の分は自分で払います。地に足をつけて生きてますから!」
あの公園での会話のことを言っているらしい。
かたくなに自分の財布を収めようとしない彼女に負けて、俺は自分の分だけの会計をして先に窓際の席に座って彼女が来るのを待っていた。
会計をすました彼女は嬉しそうにニコニコとトレイをもち俺の座っている席へと歩いてきている。満足そうなその笑顔をみてやっぱりつかみどころのない人だと思わずにはいられなかった。
席に座った彼女は、姿勢を正すと両手をキレイに胸のところで揃えて「いただきます」と言った。
その姿はまるで目の前にあるのが一個二百円前後のハンバーガーだということを忘れさせるほど洗練して見えた。
包み紙を外して、大きな口をあけてハンバーガーをほおばる。先ほどの洗練された姿が嘘のような豪快さだ。
彼女の動きひとつひとつが俺には予想外すぎて、思わずじっと見つめてしまう。
「あの……食べないんですか? おいしいですよ」
その声で我に返って慌てて目の前のハンバーガーに手を伸ばす。
「おいしいですね。あ、えーっと……お名前、まだ聞いていませんでしたね」
そう言って財布を取り出した俺を彼女が止める。
「あの自分の分は自分で払います。地に足をつけて生きてますから!」
あの公園での会話のことを言っているらしい。
かたくなに自分の財布を収めようとしない彼女に負けて、俺は自分の分だけの会計をして先に窓際の席に座って彼女が来るのを待っていた。
会計をすました彼女は嬉しそうにニコニコとトレイをもち俺の座っている席へと歩いてきている。満足そうなその笑顔をみてやっぱりつかみどころのない人だと思わずにはいられなかった。
席に座った彼女は、姿勢を正すと両手をキレイに胸のところで揃えて「いただきます」と言った。
その姿はまるで目の前にあるのが一個二百円前後のハンバーガーだということを忘れさせるほど洗練して見えた。
包み紙を外して、大きな口をあけてハンバーガーをほおばる。先ほどの洗練された姿が嘘のような豪快さだ。
彼女の動きひとつひとつが俺には予想外すぎて、思わずじっと見つめてしまう。
「あの……食べないんですか? おいしいですよ」
その声で我に返って慌てて目の前のハンバーガーに手を伸ばす。
「おいしいですね。あ、えーっと……お名前、まだ聞いていませんでしたね」