スイートな御曹司と愛されルームシェア
そうしてその言葉通り、彼の腕の中で何度も絶頂へと押し上げられた。会えなかった時間を埋め合わせるかのように、夢中で互いを求め合った後、いつしか二人は眠りに落ちていた。
咲良が次に目覚めたとき、部屋はすっかり明るくて、何もしたくないくらい全身が気だるかった。すぐ目の前では、翔太が咲良に腕枕をしたまま、穏やかな寝息を立てている。そんな彼の姿を見ていると、昨日感じた激しい喜びとは違う、じんわりとした温かな幸福感が胸の中から湧き上がって全身を包み込んでいく。
(しょ、う、た、くん)
愛しい人の名前を胸の中で噛みしめるように呼ぶ。
今はあどけない寝顔を見せている彼に、昨晩、何度も激しく求められたことを思い出して、咲良の頬が朱に染まった。
(そっか、ゴールデン・レトリバーって元々は猟犬なのよね)
温和で従順な忠犬だと思ったこともあったのに、と含み笑いをしながら、翔太の額の上で乱れる前髪にそっと触れた。寝顔はやっぱりかわいい。そう思ったとき、翔太がぼんやりと目を開けた。
「あ、ごめんね、起こしちゃった?」
咲良があわてて手を離すと、翔太の自由な方の手が咲良の裸の背中に回され、抱き寄せられた。