スイートな御曹司と愛されルームシェア
「そうよ。お兄さんたちの悪行をお父さんに訴えることはできないの?」
「父と母は今、船で世界旅行中なんです」
「世界旅行……」
「はい。いわゆる豪華客船のツアーであちこちの国を回っているんです」
「息子が大変なのに、結構なご身分ね」
思わず呆れてしまう咲良に、翔太が淡い笑みを浮かべる。
「二人とも今まで心のどこかでお互いを想っていたんだそうです。やっと結ばれたんだから、そのくらいいいかな、と俺は思っています」
「そう……」
翔太がお人好しすぎて、同情を覚えてしまったが、本人は何も気にしていないようで、笑みを大きくして言う。
「そうだ、咲良さん、今日の夕食は何が食べたいですか? 俺が腕を振るいますよ」
「へー、翔太くんが作ってくれるの?」
「はい。煮物、炒め物、蒸し物、何でもいいですよ」
そう言われても、咲良の家にある食材は限られている。
「そうねー、じゃあ、カレーにしてもらおうかな」
「わかりました。お腹すかせて帰ってきてくださいね」
この年下の居候は、咲良のために料理をしてくれると言う。
(こういうのってなんかいいかも!)
にんまり微笑む咲良を見て、翔太も嬉しそうに笑った。
「父と母は今、船で世界旅行中なんです」
「世界旅行……」
「はい。いわゆる豪華客船のツアーであちこちの国を回っているんです」
「息子が大変なのに、結構なご身分ね」
思わず呆れてしまう咲良に、翔太が淡い笑みを浮かべる。
「二人とも今まで心のどこかでお互いを想っていたんだそうです。やっと結ばれたんだから、そのくらいいいかな、と俺は思っています」
「そう……」
翔太がお人好しすぎて、同情を覚えてしまったが、本人は何も気にしていないようで、笑みを大きくして言う。
「そうだ、咲良さん、今日の夕食は何が食べたいですか? 俺が腕を振るいますよ」
「へー、翔太くんが作ってくれるの?」
「はい。煮物、炒め物、蒸し物、何でもいいですよ」
そう言われても、咲良の家にある食材は限られている。
「そうねー、じゃあ、カレーにしてもらおうかな」
「わかりました。お腹すかせて帰ってきてくださいね」
この年下の居候は、咲良のために料理をしてくれると言う。
(こういうのってなんかいいかも!)
にんまり微笑む咲良を見て、翔太も嬉しそうに笑った。