きみの声を聞かせて



足が痛いっていう気持ちよりも



わたしにとってはみんなと一緒に試合をすることの方が大事。



「夏帆……本当に試合出れるの?」



わたしはコクンと大きく頷いた。



そして大丈夫だからとかすみに強い眼差しで見つめた。



「……分かった。次の試合もみんなで勝ちに行こう!



うちらなら絶対次も行けるよ!」



「「はいっ!」」



わたしたちはみんなで気合を入れ直すと、救護室を後にしたんだ。



< 222 / 308 >

この作品をシェア

pagetop