きみの声を聞かせて
そして、練習が終わると片付けが始まった。
「あっ!そう言えば翔矢、今日夏帆ちゃんスリーポイント勝負しないって」
「は?またかよ?
てか、最近アイツおかしくね?」
ーギクッ
隣のコートの方から聞こえてきた会話にわたしは押していたボールカゴを思わず止めた。
横を見て見ると、仕切り越しにモップをかけている翔矢くんと渚くんがいて……
わたしのドキドキは一気に上昇していって、気配を消してサッと逃げようとした。
「クラスでは全然普通だよ!翔矢が何かしたんじゃねぇのー?
って噂をすれば夏帆ちゃん!」