きみの声を聞かせて



そして、練習が終わると片付けが始まった。



「あっ!そう言えば翔矢、今日夏帆ちゃんスリーポイント勝負しないって」



「は?またかよ?



てか、最近アイツおかしくね?」



ーギクッ



隣のコートの方から聞こえてきた会話にわたしは押していたボールカゴを思わず止めた。



横を見て見ると、仕切り越しにモップをかけている翔矢くんと渚くんがいて……



わたしのドキドキは一気に上昇していって、気配を消してサッと逃げようとした。



「クラスでは全然普通だよ!翔矢が何かしたんじゃねぇのー?



って噂をすれば夏帆ちゃん!」



< 230 / 308 >

この作品をシェア

pagetop