きみの声を聞かせて
「んだよ、いまさら。隠したってもう見たんだから意味ねぇよ!
ったく、昨日あんなこと言ったしその事情は話したくないだろうから
代わりに話せる奴呼んでやる」
彼はそう言うと、制服のポケットからスマホを取り出すと、ボタンを押して耳に当てた。
「俺、今実習棟三階にいるから。
……あぁ、だから今すぐここに来い」
そう誰かに要件だけ伝えると電話を切った。
そして、「はぁ……」と深く溜め息を吐くと、目の前にいる彼はこう言った。