Kiss of a shock ~涙と~
「は~。」


もう、どうしようもないっていうようなため息に、その存在に気が付いた。


男二人、その後ろに、もう一人の男の人がいた。


すらりと背が高くて、咥えた煙草の先から上る煙だけが白く濁って夜陰の中に筋をつくる。


だ、誰・・・?


男二人も、その存在に気が付いて驚いて振り返った。


「何だ、おまえぇ。」


「邪魔すんじゃねぇよ。」


男たちが威嚇すると、男の人は鼻で笑って答えた。


「そういうこけおどし、俺には通用しねぇから。」


・・・あれ?


何だろう、この声、この雰囲気・・・どこかで・・・。
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