学祭探偵ゲーム
どういうこと...!?
「しゅ、主役って私!?私が犯人を見つけ出さなきゃいけないの!?」
「落ち着いて!!奈々ちゃんは犯人を指差すだけ!!犯人を見つけるのは僕たち演劇部と先生方だからなんの心配もいらないよ♡」
で、でも
「奈々ちゃん...奈々ちゃんが主役降りるっていうのはどうかな...♡」
「え...」
「主役が完全に安全という保証はないんだ、だから僕は奈々ちゃんに主役を降りてほしい...」
麻雨君が語尾の♡もつけずに真剣な目で見据えてくる
...で、でも
「私は主役を降りない!!」
「「「「!?」」」」
「私が主役を降りても主役は誰かが必ずやらなきゃいけない!!誰かが危険な思いをするくらいなら私がやりきる!!」
「でも奈々ちゃん!!」
「麻雨君の気持ちは嬉しいけど、他人を危険に侵したりしてまで私は安心を求めたりしない !!見くびらないで!!」
「......」
「わかったよ奈々ちゃん...でも...奈々ちゃんに危険が及ぶようなことは決して僕がさせないから...♡」
麻雨君...
「さぁ!!そんなことより奈々ちゃん!!今日学校にいるのは昨日メールを受け取った演劇部と先生方だけ!!奈々ちゃんがいるのばれたら怒られちゃうから帰りな♡」
「わかった...」