家族ごっこ

「なに今の!?」

「あなたのお荷物運び隊です」

「ネーミングセンス!!」

そんな可愛い名前じゃない厳つさだった。

「では乗りましょうか?」

「あいつらいんのに!?」

なんか嫌だよそれ!

広いスペース使って筋トレしてそうだし!

「わがまま娘ですが、よろしくお願いします」

ママの一言で乗るの決定。マジかよ。

「いえいえ、お任せください!」

頼りない可愛さの楷さん。

「じゃあ行きましょうか〜」

「あっちょ、ボディービルダーが、」

無理矢理に等しい強引さで連れ込まれる。

腕を引っ張られ、車に乗っけられた。


軽く拉致じゃね?

「じゃあね、羽故!」


拉致に等しいのにママ笑顔。

まあ気にすることでもないかと、私も手を振った。
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