17歳の遺書
美帆side




『美帆ーーこっちパスパス。』

親友のかりんが呼ぶ。




いけないぼーっとしていた。
急いでパスを送る。






結局ゆうが帰ってしまってから、ずーとゆうのことしか考えられなくて全然集中できない。


あの時なんで、やっぱり一緒に帰らなかったんだろう。
1人で帰り道を帰って行くのが億劫で、
とてつもないさみしさがこみ上げる。




いつもなら1人でも平気なのに.....



そういばいつも優と一緒の時は、
ゆうがいるから、ゆうがきてくれたから。っていつもゆうに甘えてた。
そう.....



いつだって私はゆうに甘えてばかりで、
ちゃんと気持ちも伝えたこともない。







3年前、ゆうは私のヒーローになると言ってくれた。





『どんな時でも美帆のところに駆けつけるから。辛いことがあったらおれを呼ぶんだよ。分かった?』
と言って笑い、私の髪の毛をくしゃくしゃとする彼はなぜか、父にそっくりで....







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