17歳の遺書
『ゆうっっっ!起きてーー!』





グラグラと揺れる体と美帆のはしゃぐ声に目を覚ます。




空は、この体育祭を盛り上げるかのようにからっと晴れている。






ベットから起き上がり、顔を洗おうと歩き出そうとする。





........クラッっっ



足に力を入れて踏ん張る。
こんなとこで、くたばってられない。
昨日の疲れがちょっと出てるだけだ。


じぶんに言い聞かせ、頭をふり顔を洗う。








『大丈夫?』

と聞く美帆はとても心配そうな表情をしていて、ばれてたみたいで、どきんとする。




『大丈夫だから、そんな顔すんなよ。』


とほっぺをつねってやる。




『いったいなぁ!もう、早く準備してよ!置いてっちゃうよ、』



やっぱり、笑ってたほうがかわいーよ。
美帆には、いつも笑顔でいて欲しい。






準備が終わった俺の手を引っ張り、
『よし!!がんばろーね!』





と声をかけ、さらにはしゃぐ美帆。



そのテンションのまま、満員の電車に乗る。


何度も倒れそうになる美帆をささえているだけで、もうすっかり疲れてしまった。











....そんなこんなで、学校に着く。
もうすっかり体育祭一色に染まっていた








初めての体育祭だ。
俺までテンションが上がってしまって、
心臓がどくんと痛んだ。



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