お山のてっぺん。

「本当の本当に知らないんだもの。部外者もいいところだわ」


うむうむと納得する。

しかし、ハッと顔をあげて。


「ダメ…ダメよ!危ないことこの上ないわ。やっぱり信用ならない」


この人、考えてること丸聞こえなんだけど。


「…そうだ、さすが私!」


いい考えにたどりついたらしく、パァッと顔をあげる。

おめでとう、と言いたくなったが。



「あなた、毎日ここに来なさい」



引っ込んだ。

どこをどうしてこうなったんだろう。

「馬鹿みたいに雁首伸ばしてるんじゃないわよ!」

「理不尽!」

首伸ばしただけで怒られたんだけど。

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