泣きたい夜には…~Hitomi~
「浮気しない?」
慎吾は呆れたような表情で、
「しねぇよ!お前こそ金髪のイケメンに惚れたりするんじゃねぇぞ!」
即座に切り返す。
「し、しないもん!私には慎吾、慎吾だけだもん!!!!」
慎吾は他の女の子でも大丈夫だと思うけれど、私みたいな面倒な女は慎吾でなければダメなの!!!!
あぁ、
我慢に我慢を重ねていたけれど、
ついに私の涙腺が決壊した。
溢れる涙は止まることを忘れ、メイクは落ちてドロドロだし、鼻水も出てきちゃったけれど、
「慎吾ーー!!!」
慎吾の胸に飛び込んだ。
慎吾は私を抱き留めると、
「お前、本当は行きたいんだろ?アメリカに」
全てお見通しの慎吾に正直に頷いた。
「頑張って来い!俺も頑張るから」
何度も頷く私を慎吾は腕の中に閉じ込めた。
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