フェイント王子たち

「あ、そうですね…」

あれ?私、『小瀧さん』って呼ばれてたっけ?

「どうします?」

「あ、じゃあ、ここで」

「そうですか」

私たちは車から降りた。

「じゃ、また決められたら連絡下さい」

「はい」

「では、ここで失礼しますね」

「あ、はい。ありがとうございました」

軽く頭を下げあって、高橋さんはスタスタと店舗の方に歩き出す。

< 147 / 643 >

この作品をシェア

pagetop