フェイント王子たち

うっ。ちょっとだけ振り返ると、高橋さんが軽く手を振っているのが見えたから、とりあえず、またちょっとだけ頭を下げてから、前を向いて歩き出す。

「…」

とにかく、あの角を曲がろう。ちょっと早足で歩いて角を曲がる。

「はぁ〜…」

右手に握り締めていた名刺を無くさないように鞄に入れる。とにかく、とりあえず急いで帰ってイロイロ頭ん中整理したい。あ〜ん、でも一人で整理出来るかなぁ。

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