フェイント王子たち

「で、なんにも整理出来ないまま、月曜日を迎えてるわけだ?」

「はい、おっしゃる通りです」

月曜日のお昼、いつものように美沙と向かい合ってのお弁当タイム。

「ねぇ、見せてよ、その名刺」

「持ってきてないよ」

「家に置いてるの?」

「うん。持ち歩いてなくしちゃいけないと思って」

「…大事にしてるのね」

「ええ、まあ、一応ね」

「じゃあ、そろそろ昼休みも終わるし、高橋さんが、有栖の事を本気で好きかどうかわかる方法教えてあげようか?」

< 151 / 643 >

この作品をシェア

pagetop