フェイント王子たち
「あるの?そんな方法?」
「あるわよ、とっても簡単な方法が」
「教えてっ」
「さっさと住むとこ決める事ね」
「え?」
「決めるのよ」
「それで?」
「それだけ」
「それだけぇ?」
「そう。決めてしまって、全て手続きが終了したら、有栖はもうお客様じゃなくなるでしょ」
「まあね」
「そしたら、もう有栖は用無しにされるのか、仕事抜きにしてもまだ会いたいって言って貰えるか、ハッキリするでしょ?」