フェイント王子たち

マスター…。

「じゃ、またな」

「おう。元気でな」

マスターの素敵な笑顔に見送られて私たちは店を出た。

それから、アパートに戻り、順番にお風呂に入り、私と大吾はそれぞれの部屋のベッドで、亮義兄さんは団欒部屋のこたつで眠りに就いた。


そして、次の日、届いた家具や、電化製品を設置して、夕方には、亮義兄さんは、山口へと帰って行き、いよいよ大吾と2人の同居生活が始まった。

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