フェイント王子たち

「はい。昨日はなんかバタバタしちゃってすみませんでした」

「いえ、全然」

「…」

「…なんか飲みますか?」

「あ、はい。甘いのを」

「かしこまりました」

どうしよう緊張して、まともに昭次さんの顔、見れない〜。心臓てこんなバクバクするものなのかって、正に口から出て来そう。

「はい、お待たせしました」

無意識に俯き加減になっていた頭上から声をかけられ、思わずビクッと顔を上げる。

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