フェイント王子たち

「…」

ん〜、何言ってるか、わかんなくなってきちゃった。

「だけど、ここに来れば必ず昭次さんには会えて…、会いたい時に会いに来れる事が当たり前で…。でも…、昭次さんの本が売れて作家さん一筋で生きて行くって事になったら、ここで会える事は当たり前じゃ無くなって…。昭次さんにとってはそれは喜ばしい事だからとは、わかってるんですけど…、私にとっては、会えなくなる方が重大で…。昭次さんが、お客さん皆に優しいのは知ってるし、私だけ特別じゃない事もわかってますけど…、私っ…」

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