【完】キミと生きた証
首元の小さなハート型を指先でふれる。



そのはにかむ口元。



俺はちとせの顎を少しだけ持ち上げて、



俺を見上げるちとせにキスをした。



「・・・んっ」



びっくりしたのか、目をぱちぱちさせてる。


その後、焦って辺りを見渡すちとせ。


・・・誰もいねえのわかってるに決まってんだろ。



「・・・びっくりしたぁ。」


「そうかよ。」


「いっぱい思い出できちゃった・・・。最高の誕生日!」




嬉しそうな横顔。


喜んでくれて、俺だって嬉しい。



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