ツンデレくんに出会いました。
駿哉の部屋に泊まった日、あたし達は本当に何もなかった。
駿哉は本当に寝床を貸してくれただけだし、あたしもそれに甘えただけだった。
30代の男女2人が同じベッドで寝て何もなかったなんて、たぶん誰も信じないだろうけど、悲しいかなこれが現実である。
起きた時、駿哉はまだ寝ていた。
あたしは駿哉を起こさないように、こっそりベッドを抜け出して着替えた。
「…帰るん?」
鞄を持って部屋を出ようとしたら、駿哉の声がした。
振り向くと駿哉と目が合った。
「あ、ごめん。起こしちゃった」
「…別に」
普段より更に低い声と、ゆっくりとした口調で、眠そうな目をこすっている駿哉を見て、大学の頃を思い出した。
付き合ってた頃なら確実に襲ってた。
「始発出てるから帰るね。泊まらせてくれてありがと」
「…ん」
「おやすみ」
でも今襲ったら一生会ってくれなくなるかもしれないと思って、あたしは逃げるように部屋を出た。
ガラガラの電車に乗り込んで、大きく息を吐いた。
ひどく緊張していたことにようやく気付いた。
駿哉は本当に寝床を貸してくれただけだし、あたしもそれに甘えただけだった。
30代の男女2人が同じベッドで寝て何もなかったなんて、たぶん誰も信じないだろうけど、悲しいかなこれが現実である。
起きた時、駿哉はまだ寝ていた。
あたしは駿哉を起こさないように、こっそりベッドを抜け出して着替えた。
「…帰るん?」
鞄を持って部屋を出ようとしたら、駿哉の声がした。
振り向くと駿哉と目が合った。
「あ、ごめん。起こしちゃった」
「…別に」
普段より更に低い声と、ゆっくりとした口調で、眠そうな目をこすっている駿哉を見て、大学の頃を思い出した。
付き合ってた頃なら確実に襲ってた。
「始発出てるから帰るね。泊まらせてくれてありがと」
「…ん」
「おやすみ」
でも今襲ったら一生会ってくれなくなるかもしれないと思って、あたしは逃げるように部屋を出た。
ガラガラの電車に乗り込んで、大きく息を吐いた。
ひどく緊張していたことにようやく気付いた。